上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- -- l スポンサー広告 l top ▲
 伊坂幸太郎のモダンタイムズを読み終えた(実は結構前に)。作中で繰り返されているのが、何か悪いことがあったとしても、「『その人が消滅したら、物事が解決する』と言い切れるようなそんな個人はどこにもいない」、「分かりやすい悪者はどこにもいない」ということ。 

 はからずも、東日本大震災後の日本社会は、それを分かりやすく示す事例になっているように思える。利権とか、黒幕とか言っても、そこに明確な悪人など存在しえないのである。「図式のはっきりした勧善懲悪は、作り話でしか成り立ちえない」とはよく言ったものである。

 また、もうひとつ印象深かったのが、「人生は要約できない」という登場人物の言葉。ライフストーリー法を専門とする自分にとっては色々と考えさせられる言葉である

 もっとも、(ライフストーリーに限らずどんな調査でも)”要約”抜きで分析を行うことは不可能であり、情報の取捨選択は絶対に必要。そこで、どれだけ”要約”と”多くの情報”を両立させられることができるのか。矛盾していることだが、追求しつづけなければならないのか。
スポンサーサイト
2012.05.28 Mon l 感想-読書 l COM(0) TB(0) l top ▲
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。