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 私が所属する日本マンガ学会若手研究者ネットワーク部会は、今年もコミックマーケットに出店します。”3日目 日曜日 東地区 S-59a”「若手マンガ研究者ネットワーク」です。メンバー14人による評論本を頒布しますので、よろしくお願いいたします。
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2012.08.08 Wed l 未分類 l COM(2) TB(0) l top ▲
 伊坂幸太郎のモダンタイムズを読み終えた(実は結構前に)。作中で繰り返されているのが、何か悪いことがあったとしても、「『その人が消滅したら、物事が解決する』と言い切れるようなそんな個人はどこにもいない」、「分かりやすい悪者はどこにもいない」ということ。 

 はからずも、東日本大震災後の日本社会は、それを分かりやすく示す事例になっているように思える。利権とか、黒幕とか言っても、そこに明確な悪人など存在しえないのである。「図式のはっきりした勧善懲悪は、作り話でしか成り立ちえない」とはよく言ったものである。

 また、もうひとつ印象深かったのが、「人生は要約できない」という登場人物の言葉。ライフストーリー法を専門とする自分にとっては色々と考えさせられる言葉である

 もっとも、(ライフストーリーに限らずどんな調査でも)”要約”抜きで分析を行うことは不可能であり、情報の取捨選択は絶対に必要。そこで、どれだけ”要約”と”多くの情報”を両立させられることができるのか。矛盾していることだが、追求しつづけなければならないのか。
2012.05.28 Mon l 感想-読書 l COM(0) TB(0) l top ▲
仮面ライダーオーズ視聴終了。Wに続いて、物語、テーマともに
きれいに終わったと感じた。この作品、欲望がメインテーマだけど、実は裏テー
マとして”絆”というのがあったのかもしれない。


ラストシーン直前で伊達さんが「他人に頼らないのがすごいわけじゃないぞ」
みたいなことを言っていたけど、ヒーロー物でこのセリフが出てくると、
すごい重く感じる。


ちょっとだけ深読みすると、絆の大切さを主張する作品は多々あるわけど、
主人公が求めていた、”どこにでも届く手”が、パーソナルネットワークに
よって達成される、というラストはコミュニケーションが重視される現代な
らではの終わり方といえるかもしれない。

これは、本当に私見だけど、昔(80年代より前)の作品だと絆は主人公が
人々を守るという”動機付け”や帰っていく”居場所”、あるいは最後の
火事場の馬鹿力をだす”切り札”という消極的な意味合いしか与えられて
いなかったように思うけど、オーズだともっと積極的な意味合いがあると感じる。


考えてみると、主人公が”お前ひとりで頑張るな”と叱責されるのは、結構
昔からみている気がするが。要するにそれが、いつくらいから現れるように
なったのかが気になりますな。

2011.08.28 Sun l 未分類 l COM(0) TB(0) l top ▲
真山仁『マグマ』読了。外資系企業に勤める女性がとある事情がから、地熱発電事業に参加することになり、その過程で原発や地熱発電をめぐる利権問題が暴かれていくという作品。結果としては、地熱発電事業は大きく前進し、一応の大団円という感じ。

が、最終局面で実は主人公は親会社から特別扱いを受けており、背後の政治的状況がたまたま地熱発電開発を後押ししたと背景が明らかになる。結果として、エネルギー情勢が国内の政治上に左右されまくっているという暗澹たる情景も同時に描き出されている。

端的な感想としては、日本のエネルギー事情の政治的背景というものをエンタテイメントの形で示している作品として、非常に楽しませてもらった。内容もタイムリーだし。(もちろん、小説ということであえて一方的な視点から論じている部分もあるかもしれないが)

最後にいくつか、印象に残ったフレーズを→“では翻ってこの国はどうか。大枚をドブに捨ててでも、子孫のため、地球のために便利さに背を向ける選択をする勇気を持つ人間がどれくらいいるのか。”(真山 2008:165)まあ、ベタな感じですが。なんか実感わく。

“条文に具体性がないために、政治的な思惑ひとつで基準がいかようにでも変化する。それが、日本の法律の“常識”だった(ibid 2008:182)。→まさに表現規制の問題とも関連する。

それにしても、産業小説は世間知らず気味の自分には、ちとヘビーである。あ、最後にこの小説では文学がちょっとディスられてました。毒にも薬にもならんとか言われていた。
2011.08.15 Mon l 感想-読書 l COM(0) TB(0) l top ▲
 つぶやきでも告知しましたが、8月14日(3日目)のコミックマーケットに参加します

”サークル名:若手研究者ネットワーク” "O”ブロック-03b。

 若手研究者によるエッセイ本を頒布します。興味がある方は、お立ち寄りいただければ幸いです。

 よろしくお願いいたします。


8月15日追記

 コミックマーケット無事終了いたしました。予想以上に多くの方に来ていただきました。
この場を借りて、お礼を申し上げます。
2011.08.07 Sun l 未分類 l COM(0) TB(0) l top ▲
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